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4.キャッシュフロー計算書

それでは、月次決算の資料の一つである試算表及びキャッシュフロー計算書について、ご理解いただきたいポイントをご説明します。月次もキャッシュフロー計算書は前月と当月の残高の比較によって作成します。当月残-前月残=差額  資産は何が増え、何が減ったのか、という視点によるわけです。

貸借対照表
勘定科目 前月残 当月残 差額
現金預金 12,560 7,500 -5,060
定期性預金 2,500 3,000 500
受取手形 27,000 36,000 9,000
売掛金 18,300 21,300 3,000
在庫 6,500 7,200 700
建物 50,000 49,000 -1,000
車両 2,500 3,800 1,300
土地 80,000 80,000 0
資産合計 199,360 207,800 8,440
支払手形 26,000 25,620 -380
買掛金 15,000 14,000 -1,000
短期借入金 21,000 20,000 -1,000
未払金 2,000 3,000 1,000
長期借入金 100,000 100,000 0
社長借入金 24,360 33,490 9,130
資本金 10,000 10,000 0
未処分利益 1,000 1,690 690
負債・資本合計 199,360 207,800 8,440

この例では、一ヶ月のCF計算書を作っています。一年の計算書であれば、前年残高と当年残高の差額を出すことによって、この計算書は出来ます。経営者におかれては、月次と年次、両方見ておくことをお勧めします。この一月で社長借入金が913万円増えています。すれなのに、おカネがないということです。

月度損益計算書
売上高 18,300
売上原価 12,810
売上総利益 5,490
販管費 2,800
営業利益 2,690
支払利子 2,000
経常利益 690

CF計算書を見る前に、上記の票を思い起こしながら見ていただきますと、理解が早いかと思います。損益計算書は先述の通り、納品時に売上計上されます.何時、お金になるのかは、全く関係なく計上されるわけです.キャッシュフロー計算書は、損益計算書から始まり、お金に至ります。その仕組みをご理解いただけるよう、上記の表を常に頭におかれて、この計算書をご覧いただければご理解いただけるはずです.

キャッシュフロー計算書
当期利益 690
減価償却費 1,700
未払金増 1,000
受取手形増 -9,000
売掛金増 -3,000
在庫増 -700
支払手形減 -380
買掛金減 -1,000
営業部門 -10,690
設備投資 2,000
投資部門 ◆ 2,000
フリーキャッシュフロー -12,690
定期預金 -500
借入金返済 -1,000
社長借入金増加 9,130
財務部門 7,630
当月CF -5,060

CF計算書は当期利益から始まります。この計算書は三つの部門の分析になります。本業である「営業部門」、設備投資をどのくらい行っているか「投資部門」、さらに財務部門と言う風に分かれております。

上記のCF計算書を見ましょう。本業でのCFは営業部門で見ます。モノを仕入れて売って経費を払って、おカネがプラスになっているか、です。

このかいしゃは10,690千円の赤字になっております。本業のCFで赤字であるというのは大問題であります。しかも、本勘定5勘定がすべてマイナス表示になっています。こんな経営をしたいたら、黒字倒産になります.資金管理が全く出来ていない会社ということになります.その資金赤字の中から、固定資産投資を2,000千円実施しています.更に、定期預金500千円、借入返済1,000千円、社長が単月で9,130千円突っ込んで、それでも単月のCFは5,060千円の赤字になっているのです。

減価償却費はおカネが出て行かない経費と呼ばれています。乗用車を購入しますと、法人税法上の耐用年数は6年、償却の率は31.9%になります。購入した際には、当然お金は出て行きます、しかし、その後はお金は出て行きません。お金が出た時は「投資部門」で設備投資資金として出金扱いしています。この会社は200万円の出金があります。

未払金が増えています。未払金とは経費の未払いのことを言います.損益計算書上の経費は「販売費及び一般管理費」の中に計上されています。

この金額は、2,800千円です。先月より未払金が1,000千円増加しているということは算式で考えると

前月未払金
当期経費発生額 2,800千円-減価償却費1,700千円= 1,100千円
当期未払金 1,000千円

この月の支払った金額は前月未払金0+当月経費1,100千円−当月未払1,000千円=100千円が支払った、お金が出て行った部分と言えます。損益計算上は、1,100千円の経費だが、出金100千円ということになります

次に受取手形と売掛金(売上債権)が合計で,12,000千円増加しているということです。

前月売上債権残高 45,300千円
当月売上 18,300千円
当月売上債権残高 57,300千円
当月入金額 45,300+18,300-57,300= 6,300千円

上記の金額しか入金なっていないのです。売上債権が増加するということは、増えた分資金化されていないということであります。 次に支払手形・買掛金(仕入債務)を見ます。

前月仕入債務残高 41,000千円
当月原価 12,810千円
当月仕入債務残高 34,000千円
当月仕入債務支払額 41,000+12,810-34,000= 19,810千円

仕入の計上は12,810千円だが、仕入の出金は19,810千円ということになります。の売上入金額と比較していただきたいと思います。
とい離丱薀鵐垢重要です。常にこのバランスを考えなければいけません。売上債権が増加したら、仕入債務も増加しなけれ、資金は枯渇します。しかし中小企業の最大の弱点が実にこの、本勘定5勘定にあるといえます。本勘定5勘定とは受取手形・売掛金・在庫の資産と、支払手形・買掛金の負債を言います。この資産の合計と、負債合計が実に企業の資金繰りを左右しているといっても過言ではありません.皆さんも、直近の決算書を出してこの計算をしてみてください。そして、前年の決算書の数字も合計してみてください。この一年で、この差額がどのくらい広がっているか、それが今の資金繰りのキツサなのです。

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