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6.貸借対照表を読む(2)

・月次試算表の資産の部から見るべき数値

前途したとおり。月次の試算表で一番大事な数値は本勘定5つに関わる部分です。

主要比率

当月
資産の部 前月残高 借方 貸方 残高
受取手形 30,220 9,800 8,900 31,120
割引手形 25,600 8,900 4,560 21,200
売掛金 25,600 18,960 19,650 24,910
在庫 8,560 8,026 8,560 8,026

前途した各勘定科目の借方・貸方の意味を復習してください。受取手形の借方9,800千円は、その月の受取手形の回収総額でした、貸方金額の8,900千円は受取手形のその月の現金化された総額です。全て割り引いていれば、現金化する部分はないわけですが、割引手形の借方に同じ金額があります。これは、今月決済の受取手形は全て割り引いていたということを意味しています。

’箜欟皺鷦率 前月残高に対してどのくらい回収できたか

前月売掛金残高(a)
今月売掛金回収総額(b)=売掛金貸方
(b)÷(a)=回収率

手形回収率は低ければ低いほど良いことになります。手形回収率を1から控除すると、その比率は現金回収率になります。低いほど、現金回収率が上がるということになります。
100-49.9%=50.01%がこの会社の回収率になります。

次に負債項目のポイントを話します。試算表が次のようにあったとします。

当月
負債の部 前月残 借方 貸方 残高
支払手形 33,700 9,200 8,800 33,300
買掛金 20,660 17,900 16,600 19,360

G祿欟盪拱率 買掛金前月残高に対し、どの位支払ったか?

買掛金の支払総額(f)=買掛金の借方
買掛金の支払総額(f)÷買掛金の前月残高=買掛金支払率

この比率は高ければ高いほど資金は楽になります。以上4つの指標を見てみましょう。回収率76.8%に対して、支払率は86.6%です。手形回収率は49.9%に対し、手形支払率は、49.2%になっています。いずれにも資金繰りから考えると、悪い指標であることをお分かりいただけると考えます。

資金繰りをよくするコツは、回収率>支払率  手形回収率<手形支払率 でなければなりません。このバランスは、回収率を上げるのか、支払率を下げるのか、そのことによって資金繰り改善が為されます。

次の表を参考にしていただきたいと思います。締めの回収日によって、回収率は次のように変わるのです。支払率も同様です。この表によって、回収率と支払率のバランスを見直していただきたいと思います。

〆日 回収日 回収までの日数 回収率
翌月末 30 100.00%
25日 翌月末 35 85.71%
20日 翌月末 40 75.00%
15日 翌月末 45 66.67%
10日 翌月末 50 60.00%
5日 翌月末 55 54.55%
翌々月5日 35 85.71%
25日 翌々月5日 40 75.00%
20日 翌々月5日 45 66.67%
15日 翌々月5日 50 60.00%
10日 翌々月5日 55 54.55%
5日 翌々月5日 60 50.00%
翌々月10日 40 75.00%

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月次決算の大事なポイントは数値の分析になります。分析という難しそうですが、比較といえばピッタリします。数値は比較によって意味を持つと思います。その意味で、上記の数値を計算したら、昨年同時期とどう変化したか、一昨年とどう変化したかの比較が大事だと思います。それは、前月とではなく、前月同月・前前年同月が良いと思います。この一年で回収率がどう変わったのか、支払率はどうかという比較であります。一般的な現状では、中小企業は回収率が下がっており、支払率は上昇傾向にあります。特に大手から仕入れ、一般ユーザーに売っているとしたら、この傾向があります。手形回収率は上昇し、支払率はアップ傾向、手形支払率ダウンという傾向にあり、これらは全て資金繰りの悪化に結びついています。これらのデータ比較は概観を見ているだけです。次のアクションは個別得意先・仕入先の回収状況のチェックに入ります。

Δ海譴蕕砲茲辰道業計画を作成する

売上計画 ⇒ 回収計画(回収率・手形回収率)

前月残 当月 当月残
売上 回収
18,960 15,000 14,561 19,399
回収率 76.8%
手形回収率 49.9% 7,266

上記の表は、前月残 18,960千円の売掛金に、昨年の回収率 76.8%を乗じて、回収予測額を計算します。また、手形回収率を回収予測額 14,561千円に乗ずることによって、手形回収額も計算できます。何ヶ月でも、将来の予測が、売上計画さえ出来れば、出来るということに成ります。

仕入計画 ⇒ 支払計画 (支払率・手形支払率) 売上計画が決まれば、仕入計画も決まると思います。
販売費及び一般管理費計画 ⇒ 支払計画 前年の販売費及び一般管理費から、今年を予測します。
借入金返済計画 ⇒ 支払計画 金融機関の返済予定表を合計すればOKです。

以上の計算によって、損益計画と資金計画が出来ます。エクセルとかロータス123のような表計算ソフトを使うことによって、簡単に出来るはずです。

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