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オンライン講座|戦略財務

28.現金出納帳について(9)

現金出納帳について(9)

時代は原理原則の時代と言われています。当社は顧問先の財務システムの確立を提案してまいりました。今回から、各帳票の記載について原理原則を連載します。
戦略財務確立の具体的なマニュアルと考えていただければ幸いです。財務に限らないかもしれませんが、経理または財務とは日々の企業の活動の積み重ねです。それが正確であるか否か、まさに積み上げであります。継続であります。まず、現金出納帳についてです。どの会社にも必ず備え付けるべき帳票です。

4.現金残高と帳簿(現金出納帳)との突合せ

(エ)従業員「不正」のパターン

現金過不足実例2

ある医院の例です。毎日100人近い患者さんが来院し、被保険者負担金(窓口支払分)の入金があります。窓口担当の職員さんは、金融機関にいた方で、経営者も全幅の信頼をよせておりました。その職員さんの毎日の窓口収入計算は、ピタッと合っており、現金の過不足は毎日ないというのです。そんなことは絶対にあり得ない、毎日合わないというのも問題ですが、一日足りとも過不足がないというものそもそも不自然です。机の周囲を見せてもらいました。すると、名刺の空き箱に小銭が沢山入っていました。その日足りない分、余った分をその中から出し入れしていたのです。その名刺箱の存在を経営者は知りませんでした。職員さんが不正をしているわけではありません。要するに管理できない業務上の現金が、存在していることが問題なのですから。
金銭にかかる不正の入り口は非常に少額な現金から始まります。そして大胆になっていきます。信金で何億円も着服した女性職員の事件は、まだ忘れられません。今では、システムを改善しているでしょうが、このような入り口から入っていったのではないでしょうか。システムが罪人を生むと言えます。

(3)現金不正例

「仮払金生活者」という言葉があります。出張等の際に仮払いで現金を受けます。出張に行って帰りましたが、精算せずにまた次の出張に行ってしまいました。「精算する時間がない」という理由です。こういった営業マンは成績優秀な社員が多く、数字は出しているので文句も言えない。仮払いの精算パターンは、給与支給後にするか、次の仮払いの支払時に精算するケースが多い。つまり、次の入金で精算するのである。

(4)入金をずらす

月初に集金してきたのに本社に入金せずに、月末に入金するケースである。ポイントは領収書の管理である。月に何回かは領収書の控えと照合し、回収した日と入金した日を突き合わせる。場合によっては、得意先に「売掛金残高照合」を依頼する。小切手で回収した分についてはレアケースかもしれない。しかし、現金で回収した分について
4月1日回収→本社入金4月10日
4月9日回収→本社入金4月15日
4月12日回収→本社入金4月20日
このサンプルをみてお分かりの通り、次の集金を以って前回の入金を行うのである。常に彼は未入金分を抱えている。それは、使い込みが考えられるのである。

社員を罪人にしてはならない。不正が生まれるようなシステムは、社員の責任ではなく、会社の責任である。「ウチの社員に限って」、そう考える前に、システムのチェックが必要であり、不正の生まれないシステムによって社員も安心して業務に専念できるのである。

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