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オンライン講座|業務改善

Vol.2 BPRを定義する

BPRの定義

BPRが注目されるようになった背景は前回説明しました。
それを踏まえた上で、もう一度以下の問いに回答したいと思います。

BPRとは何なのでしょうか?

一言で定義するとすれば、それは「元から作り直すこと」ということになるのではないでしょうか。元から作り直す、これが意味するものは、現在の業務のプロセスを改良して、作業効率を上げる、英語にもなっているいわゆる一般的な「カイゼン」とはコンセプトが違います。カイゼンが現状のプロセスが前提となっているのに対し、BPRでは、慣例や前提等を考慮せず、ある理想的な結果を導き出すために、現在のIT技術等を利用して、今どのようなものを作り上げるか、を第一に考えるからです。

もちろん、コンピュータ等を利用した業務のオートメーション化による効率アップのような業務の改善により、20%生産性を向上する、ということも可能でしょう。しかし、それは厳格な意味でのBPRではありません。BPRは前述のとおり前提や既存のプロセスを無視するからです。

要は、現在の問題を解決するために、既存のプロセスを向上させるのか、その問題を根本的なものと捉えて全く違うプロセスを生み出すのか、問題の重大性・緊急性を考慮した上でアプローチ方法も変わってくるのです。

BPRの例

近代企業経営において、分業化・役割分担は業務効率をアップさせるために不可欠のものとなっています。1つのものを作り上げるのに1人で全工程を行うより、例えば工程が10あるとすれば、各工程を1人ずつ、10人で行った方が効率はいいはずです。しかし、作業のプロセスが複雑化した中では、そのことがかえって効率を悪化させる危険性すらあるのです。

上記の例でいうと、10人の内、1人にトラブルが発生すると、その作業全てがストップしてしまいます。従って、その管理を行うために1人のマネージャーが別に必要になります。つまり、1つのものを作り上げるために10+1=11人が必要となり、コストを増加させてしまうこともありうるのです。さらに大規模になると、そのマネージャーを管理する人も必要となるでしょう。このように効率化を求めて出来上がったプロセスが、かえって効率を悪化させ、コストを増加させてしまうという悪影響を与えてしまうこととなるのです。

近年、「セル方式」という生産方式を採用する企業が増加しています。これは、かつてのベルトコンベアーによる一括生産方式に替わるいわば分割生産方式で、1つのチーム(セル)で製品を完成させる工程を全て行ってしまいます。また、各チームのリーダーは品質管理や生産性向上について責任を持つと同時に、一定の人事権等も有します。これにより、効率はアップし、品質も向上しています。また、作業に関わる1人1人が受け持つ工程は格段に増加し、モノづくりの楽しさを以前に比べて感じるようになった、とも聞いています。

これはBPRの1例です。以前のプロセスを修正するのではなく、ともすれば、近代以前に逆戻りするようにも見えるプロセスを新たに構築することによって、作業効率を飛躍的に向上させることに成功したのです。

ある企業のある部署で、ボールペンを購入するためには、しかるべき形式にのっとって申請を行い、購買部門を通じて購入しなければならない、というプロセスが必要であったとします。この部署では、100円のボールペンのために3日も待たなくてはならないのです。会社の隣にはコンビニもあるというのに。そして、100円のボールペンのために、10,000円の管理コストをかけているのです。

内部統制や管理は必要不可欠のものですが、それが業務のプロセスをさらに複雑にしてしまっているのです。

BPRには、前提や慣習にとらわれない、自由な発想と、本質を見極める目が必要なのです。

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